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新人WEBディレクター手軽に出来るマーケティング技法 3C分析

WEBディレクターならマーケティング技法を使ってWEBサイトを考える必要がある

 

WEBサイトを作るときに◯◯情報を載せよう、◯◯な情報は必要かなと自分のWEBサイトに載せるコンテンツの事ばかり考えてしまうものです。

しかし、WEBサイトを考える上で大切な事があります。

それは「競合サイト」を知ることです。

自分の事業と同じ事をやっている所や載せようと考えてる情報などが載っている競合のWEBサイトを知る必要があります。

少し余談ですがかの「孫子の兵法」でも有名な言葉があります。

「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」
孫子・謀攻』 / 孫子
非常に有名な言葉でご存じの方も多いかと思いますが、この文にはもう少し文が続いています。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず。 彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。 彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し」
意味としては・・・・ 敵の実情と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負ける心配はない。 敵の実情を知らず、味方のことだけを知っている状態では、勝つこともあるが負けることもある。 そして敵のことも味方のことも知らなければ、必ず負けてしまうだろう。 自分だけでもダメですし、相手だけでもダメですし、お互いのことを深く知る必要があり、その両方を知って初めて勝つことが出来るということです。

これは戦だけの話ではなくWEBサイトでも当然同じことです。

相手つまり「競合サイト」の事を知り、自分つまり「自社サイト」を知り、そして、もう一人の相手「顧客」の事を知ることが自社のWEBサイトが勝つ方法です。

 

では実際にどのような方法でやっているのかと言いますと、

それが「3C分析」です。

 

それでは3C分析について少し紹介していきたいと思います。

 

3C分析とは

外部環境や競合の状況から事業のKSF(Key Success Factors:成功要因)を導き出し、事業を成功に導くために用いられます。

  • Customer:市場・顧客
  • Competitor:競合
  • Company:自社

の3つの視点で分析を行うため、頭文字を取って「3C分析」と呼ばれます。

ビジネスの世界でもよく使われるフレームワークとしても有名です。

WEBサイトだけではなく事業自体を考えるときにもよく使われます。

3C分析のやり方について載せているサイトも多いのでやり方について他のサイトで確認してください。

 

WEBディレクターズTalkの3C分析

3c

3C分析の事例

事例は、「一人起業戦略.com」のビジネスモデルに関して、3C分析をしたものです。

3C分析その1:Customer(顧客分析)

グローバル化により、会社員であることがリスクになってきている ・起業に関する関心が高まっている ・また、リストラにより、起業するしか道がない人も多くなってきている ・ただ、借金をしてまで、事業を起こすことに対しては、リスクを感じている

3C分析その2:Company(自社分析)

・既に2009年に一人起業し、初年度から年収1000万円の壁をクリアーしているので 一人起業で成功するためのノウハウがある ・WordPressを活用したセルフSEOにより広告宣伝費ゼロでも集客できる メソッドを確立している ・WordPressを活用したブログ、ランディングページ、 ホームページ、ネットショップシステムの提供が 可能であり、既に実績もある

3C分析その3:Competitor(競合他社分析)

・集客系のコンサルタントは多く存在する 特にネット集客系のコンサルは多い ・アメブロを活用しているコンサルが多い 但し、アメブロの商用利用禁止によって 最近ではWordPressへの移行が目立つ。 WordPressに関するノウハウは持っていない ・WordPressが得意な人は、エンジニア系の 人が多く、集客系コンサルができる人はほとんどいない ・WordPressで無料集客の仕組みを構築する コンサルタントは見当たらない。 ・特に戦略立案からWordPress構築、セルフSEO ノウハウ、集客ノウハウ、保守運用まで 一気通貫でサポートできるコンサルは皆無 3C分析で分析すると、こんな内容になります。 参考URL http://your-ownbusiness.com/category/3c%E5%88%86%E6%9E%90

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「3C分析」をすることによって「競合サイト」「自社サイト」「顧客」の事を客観的によく知ることができ、自社のWEBサイトの方向性が見えてきます。

また「3C分析」は一度やれば終わりではなく定期的に実施、「競合サイト」「自社サイト」「顧客」の事を客観的に見ることを心がけましょう。